フェルガード

「最近、親の物忘れが増えてきた」「自分自身の認知症リスクが気になり始めた」といったお悩みを抱えていませんか?そのような中で「フェルガード」という名前を医師やネットで見聞きし、どんなサプリメントなのか詳しく知りたいと考えている方も多いでしょう。本記事では、医療機関でのみ処方される認知症予防サプリ「フェルガード」について、気になる効果やエビデンス、主成分、選び方などを専門医の視点からわかりやすく徹底解説します。

日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医/指導医

日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医/指導医

當銀 壮太

南武線鹿島田駅から徒歩5分のかしまだ頭痛 脳神経クリニック院長。「頭の悩みを気軽に相談できる場所を作りたい」という想いから、川崎市幸区にクリニックを開院。地域中核病院にて、脳血管障害や頭部外傷、脳腫瘍への専門的治療(開頭手術・カテーテル治療・化学療法)に幅広く従事。その豊富な臨床経験に基づき、患者様一人ひとりに最良の医療を提供することに尽力している。

フェルガードとは?

フェルガードとは、米ぬか由来のポリフェノールなどを主成分とする認知症予防サプリメントです。
一般的なサプリメントとは異なり、医療機関専売品として取り扱われているのが大きな特徴です。全国の多くのクリニックで、認知機能の低下が気になる方や、MCI(軽度認知障害)の方に対して医師の指導のもと処方されています。また、サプリメントでありながら科学的な臨床研究が進められており、「日本認知症予防学会」の認定を受けたサプリメントとしても知られています。確かな品質やエビデンスの面から、医療現場でも医師が推奨しやすい信頼性の高い製品と言えます。

主成分と期待できる働き

  • 主成分1:フェルラ酸とは?
  • フェルラ酸が多く含まれる食品
  • 主成分2:ガーデンアンゼリカとは?

主成分1:フェルラ酸とは?

フェルガードの主要な成分である「フェルラ酸」は、植物の細胞壁などに広く存在するポリフェノールの一種です。強い抗酸化作用を持っており、脳内の酸化ストレスを軽減する働きが期待されています。アルツハイマー型認知症は、脳内に「アミロイドβ」という特殊なタンパク質が長年蓄積することで発症すると考えられています。フェルラ酸は、このアミロイドβの蓄積を防いだり、脳の神経細胞を保護したりする働きがあるとして、近年さまざまな医学的研究で大きく注目を集めている成分です。

フェルラ酸が多く含まれる食品

フェルラ酸は、私たちの身近な食品にも含まれています。主に以下のような食品に多く含まれています。

  • 米ぬか(玄米)
  • 小麦
  • コーヒー
  • ピーナッツ
  • トウモロコシ

毎日の食事から摂取することも可能ですが、認知症の予防に十分な量を食事だけで毎日補い続けるのは難しいため、サプリメントでの効率的な摂取が推奨されます。

主成分2:ガーデンアンゼリカとは?

フェルガードのもう一つの重要な主成分が「ガーデンアンゼリカ」です。これはヨーロッパを中心に古くからハーブとして利用されてきたセリ科の植物で、「天使のハーブ」とも呼ばれています。ガーデンアンゼリカの根から抽出されたエキスには、神経細胞に働きかけて情報を伝える物質(神経伝達物質)の働きをスムーズにする効果や、血流を改善する効果があると言われています。フェルガードでは、フェルラ酸とガーデンアンゼリカを独自のバランスで配合することで、より効率的に認知機能のサポートができるよう工夫されています。

※ イメージ図です

フェルガードに効果はある?エビデンスをもとに解説

「サプリメントで本当に認知症予防ができるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。フェルガードは薬ではなくあくまで食品(サプリメント)であるため、「確実に治る」「絶対に予防できる」と断言することはできません。しかし、フェルガードはその効果について複数の医療機関や大学などで多くの臨床研究が行われており、サプリメントとしては異例とも言える医学的なエビデンス(科学的根拠)が蓄積されています。

二重盲検比較試験で有意差あり

フェルガードの効果を示す代表的な研究として、MCI(軽度認知障害)の方を対象とした「二重盲検比較試験」があります。これは、思い込みによる効果を排除し、客観的に評価するための最も信頼性の高い試験方法です。
複数の医療機関において48週間にわたり実施された臨床試験では、プラセボ(偽薬)を飲んだグループと比較して、フェルガード100Mを飲んだグループにおいて、単語の記憶力や、現在の「日時」「場所」を正しく把握する能力(見当識)が有意に向上したという結果が報告されています。これにより、MCIから認知症への進行を遅らせる効果が強く期待されています。

こんな人に向いています

  • 認知症を予防したい50〜70代の方
  • 物忘れが気になり始めた方・家族を心配している方
  • MCI(軽度認知障害)と診断された方

認知症を予防したい50〜70代の方

アルツハイマー型認知症の原因となる「アミロイドβ」は、認知症を発症する約25年前から脳内に蓄積し始めると言われています。つまり、70代で発症する場合、40代・50代の頃からすでに脳の病変は静かに進行しているのです。そのため、フェルガードは「今は全く症状がないけれど、将来のために早めに予防しておきたい」という50〜70代の方の、予防段階からの使用に非常に適しています。

物忘れが気になり始めた方・家族を心配している方

「最近、人の名前がすぐに出てこない」「物をどこに置いたか忘れてしまうことが増えた」といった、加齢に伴う物忘れが気になり始めた方にも向いています。また、ご両親や祖父母の様子を見ていて、「少し物忘れが増えてきたかも」と心配しているご家族が健康維持のために勧めるケースも少なくありません。認知症は早期発見・早期対策が何よりも重要ですので、気になり始めたタイミングで取り入れるのは良い選択です。

MCI(軽度認知障害)と診断された方

MCI(軽度認知障害)とは、健常な状態と認知症の中間にある段階のことです。この状態を放置すると数年で認知症へ進行するリスクが高い一方で、適切な対策を行えば健常な状態に戻る可能性もあります。フェルガードは、先述の通りMCIの方を対象とした臨床試験において記憶力などの機能向上が確認されており、MCIと診断された方が進行を食い止めるための手段の一つとして、医師からもよく推奨されています。

フェルガードの飲み方・選び方

フェルガードの効果をしっかりと実感するためには、正しい飲み方と適切な種類を選ぶことが大切です。ここでは、基本的な飲むタイミングや種類の選び方について解説します。

飲むタイミングは?

フェルガードは食品ですので明確な服用時間は決まっていませんが、基本的には「1日2包(粒タイプなら1日4粒)」を、朝と晩の2回に分けて飲むのが一般的です。フェルラ酸は体内に吸収されてから数時間で代謝されてしまうため、1度にまとめて飲むよりも、朝夕に分けて飲むことで血中濃度を一定に保つことができ、より効果的とされています。
顆粒タイプは少し酸味があるため、そのまま水で飲むのが苦手な場合は、ヨーグルトやジュース、味噌汁などに混ぜて飲んでも問題ありません。顆粒が苦手な方には粒タイプもあり、飲みやすいよう工夫されています。

どの種類を選べばいい?

フェルガードにはいくつかの種類があり、代表的なものに「フェルガード100M」と「フェルガードLA」があります。
フェルガード100Mは、フェルラ酸とガーデンアンゼリカがバランスよく配合されており、主に物忘れが気になる方やMCIの方に広く用いられる基本のタイプです。
一方、フェルガードLAは、フェルラ酸の配合量はそのままに、過活動(怒りっぽさや落ち着きのなさなど)が目立つ場合に用いられることがあります。症状や目的によって適切な種類が異なるため、必ず医師に相談の上で使い分けるようにしましょう。

フェルガードの費用

フェルガードは保険適用外(自費)のサプリメントとなります。 

製品名内容量価格(税込)
フェルガード®100M
(顆粒タイプ)
60包入り6,000円
フェルガード®100M
(粒タイプ)
120粒入り5,500円

患者さまの状態や飲みやすさに応じてご提案いたしますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。 

飲む際の注意点

フェルガードは天然成分由来のサプリメントであるため、基本的には安全性が高く、他のお薬と併用しても問題ないとされています。ただし、現在認知症の治療薬(アリセプトなど)を内服している場合は、自己判断でサプリメントを追加せず、必ずかかりつけの医師に併用の相談をしてください。また、妊娠・授乳中の方や、特定の食品アレルギー(小麦など)がある方は、念のため医師に確認してから服用を始めましょう。

まとめ

フェルガードは、米ぬか由来の「フェルラ酸」を主成分とした医療機関専売の認知症予防サプリメントです。日本認知症予防学会にも認定されており、MCI(軽度認知障害)の方の認知機能維持に対するエビデンスも報告されているなど、信頼性の高い製品と言えます。
「最近、家族の物忘れが気になる」「自分自身の将来のために今から予防を始めたい」という方は、一人で悩まずに、まずはフェルガードを取り扱っているお近くのクリニックや専門医に相談してみてください。早期の対策が、健やかな脳を長く保つための第一歩となります。

フェルガードについて詳しく知りたい方はこちら

よくある質問(Q&A)

Q
Q
副作用はありますか?
A

フェルガードは天然成分で作られた食品のため、医薬品のような重篤な副作用の報告は基本的にはありません。ただし、体質によっては、飲み始めの時期に一時的にお腹がゆるくなったり、軟便になったりすることがあるようです。もし症状が続く場合や気になる変化があった場合は医師に相談してください。

Q
Q
いつから飲み始めればいい?
A

明確に「いつから」という決まりはありませんが、アルツハイマー型認知症の原因物質は発症の何十年も前から脳に蓄積し始めます。そのため、「物忘れが少し気になり始めた」というタイミングや、「将来のために今から何かしておきたい」と思い立った時が始め時と言えます。

Q
Q
どこで買えますか?
A

フェルガードは「医療機関専売品」のため、ドラッグストアや一般的なネット通販では購入できません。取り扱いのある脳神経外科、神経内科、心療内科、精神科などのクリニックや病院で相談していただく必要があります。

お気軽にお問い合わせください

「これって受診したほうがいいのかな?」と迷う段階でも大丈夫です。
症状がはっきりしていなくても、不安や違和感があればご相談ください。

記事の執筆・監修者プロフィール
kashimada.com

日本脳神経外科学会認定 脳神経外科専門医/指導医

當銀 壮太

南武線鹿島田駅から徒歩5分のかしまだ頭痛 脳神経クリニック院長。「頭の悩みを気軽に相談できる場所を作りたい」という想いから、川崎市幸区にクリニックを開院。地域中核病院にて、脳血管障害や頭部外傷、脳腫瘍への専門的治療(開頭手術・カテーテル治療・化学療法)に幅広く従事。その豊富な臨床経験に基づき、患者様一人ひとりに最良の医療を提供することに尽力している。