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認知症にも頭痛にも? 帯状疱疹ワクチンの新しい可能性|かしまだ頭痛脳神経クリニック

認知症にも頭痛にも? 帯状疱疹ワクチンの新しい可能性

認知症にも頭痛にも? 帯状疱疹ワクチンの新しい可能性

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認知症にも頭痛にも? 帯状疱疹ワクチンの新しい可能性

認知症の予防に?――帯状疱疹ワクチンの新しい可能性

「帯状疱疹ワクチンが認知症の予防になるかもしれない」
そんな驚きの研究が、2025年4月に世界的な科学雑誌『Nature』に掲載されました。
イギリスのウェールズで行われた大規模な調査によると、高齢者が帯状疱疹ワクチンを接種することで、約7年後までの認知症の発症リスクが20%も減っていたというのです。しかもこの効果は、女性ではよりはっきりと見られたとのこと。
ワクチンがなぜ認知症を防ぐのか、理由はまだ完全には分かっていませんが、脳の炎症や神経へのダメージを減らすことで、将来的な脳の衰えを防いでいるのではないかと考えられています。

群発頭痛や片頭痛の予防効果も?

日本の研究では、帯状疱疹ワクチンを打ったあとに群発頭痛の発作が起きにくくなったという報告もあります。さらに、片頭痛にも関係があるのではないかとする研究も出てきています。
特に50歳以上の方で、頻繁に頭痛が起こる方や、神経に痛みが残るタイプの帯状疱疹を心配されている方には、ワクチン接種のメリットが大きいかもしれません。

当院では「シングリックス」を推奨しています

現在、日本で接種できる帯状疱疹ワクチンには2種類ありますが、当院ではより効果が高く、安全性も高い「シングリックス」というワクチンの接種をおすすめしています。2か月の間隔で2回接種します。
シングリックスは不活化ワクチン(ウイルスが入っていないタイプ)**のため、免疫力が落ちている方でも安心して接種できるのが特徴です。

まとめ

50歳を過ぎたら、ぜひ一度「帯状疱疹ワクチン」をご検討ください。
ご自身の健康はもちろん、ご家族の安心にもつながります。

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