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物忘れ・認知症|かしまだ頭痛脳神経クリニック

物忘れ・認知症

物忘れ・認知症

認知症は早期発見、予防、治療が大切です。
当院では認知症専門医による物忘れ外来を開設しています。
認知症やその前段階である軽度認知障害(MCI)の発見と対処を重視しています。年齢とともに「物忘れ」が増えることは一般的ですが、普段できていたことができなくなったり、馴染みのある場所が分からなくなったり、大切な予定を忘れたりする場合、加齢だけではなくMCIや認知症の初期段階かもしれません。
早期発見、診断が非常に重要ですので、物忘れが増えたと感じたら、専門医の受診をおすすめします。
物忘れ・認知症

このような時に受診が勧められます

  • 何度も同じことを言ったり、聞いたりする
  • しまい忘れや置き忘れが多くなった
  • 以前好きだったことや、趣味に対する興味が薄れた
  • 薬の管理ができなくなった
  • 鍋を焦がしたり、水道を閉め忘れたりが目立つようになった
  • 人柄が変わったように感じられる
  • 財布を盗まれたと言って騒ぐことがある

認知症と軽度認知障害(MCI) 原因疾患

認知症と聞くと、アルツハイマーという言葉を思い浮かべるかもしれません。
実際、アルツハイマー型認知症は認知症の過半数を占める主要な病気ですが、他にもさまざまな病気があります。脳血管性認知症やレビー小体型認知症は代表的な認知症の一つです。 薬や手術で治る可能性のある認知症もあります。水頭症や慢性硬膜下血腫などは手術で治る認知症です。こうした認知症の診断には脳の画像検査が欠かせません。

一方、軽度認知障害(MCI)は正常と認知症の中間ともいえる状態です。
すなわち、記憶力に障害があって物忘れの自覚があるが、記憶力の低下以外に明らかな認知機能の障害がみられず、日常生活への影響はないかあっても軽度のものと定義されています。しかし、軽度認知障害の人は年間で10~15%が認知症に移行するとされており、認知症の前段階と考えられています。
2024年よりアルツハイマー型認知症の前段階の状態の方に、アルツハイマーの原因となる脳に蓄積する異常タンパク質「アミロイドベータ」を取り除く新しい治療がはじまり、特に話題となっています。

当院における認知症治療

認知症治療の目的は大きく分けて二つあります。

  • 認知症の進行を遅らせること。
  • 認知症の周辺症状(行動・心理症状;BPSD)を抑制すること。

認知症の進行抑制や周辺症状に対しては薬物療法が有効です。
薬を使わずに認知機能や生活能力を高める非薬物療法も勧められます。例えば、家庭内での役割や日常の活動を通じて、前向きな生活を送ることが重要です。回想法や認知リハビリテーション、音楽療法など様々な方法があります。これらの方法は、脳を活性化させ、認知機能や生活能力をサポートするのに役立ちます。
本人だけでなく、認知症の方の介護をするご家族の悩み、苦しみに寄り添い、認知症の方との関わり方や社会環境の調整なども含めて総合的なサポートを行ってまいります。

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