このような時に受診が勧められます
- 耐えられない頭痛発作があった
- 頭痛があり頭のことなので心配
- 月に何度も頭痛が起きる
- 頭痛のせいで寝込む。勉強や仕事、家事に支障をきたす
- 頻繁に市販薬をのんでいる。市販薬では効かなくなってきた
- 子供の頭痛が心配、困っている
※通院治療で日常生活への支障が改善した頭痛患者さんの割合は81.1%と高いです。
一次性頭痛と二次性頭痛 原因疾患
頭痛を大きく大別すると、脳や身体に病気がないのに起きる「一次性頭痛(危険でない頭痛)」と、脳やその周辺に起きた病変が原因で起きる「二次性頭痛(危険な頭痛)」とに分けられます。
一次性頭痛には片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。
二次性頭痛にはくも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎、可逆性脳血管攣縮症候群などがあります。
突然に発症する頭痛や、意識障害を伴う頭痛、神経脱落症状を伴う頭痛などは危険な頭痛の可能性がありますが、それらは片頭痛などの一次性頭痛でも生じることがあり、見極めが難しいです。
頭痛の診療方法
当院の頭痛外来では、患者さんの症状を詳しくお聞きして診察した後、必要に応じてMRIなどの検査を行い、脳の病気の有無を確認します。多くの場合、検査で異常は見つかりませんが、頭痛の種類と原因を特定し、適切な治療を提案します。
治療は一度の受診だけではなく、継続して診察を受けていただき、お薬の調整を行ったり、できる限り「頭痛ダイアリー」をつけていただいて頭痛のきっかけや頻度、薬の量やタイミングを把握することで、生活習慣の面からの改善もサポートします。
治療法にはいくつか選択肢があります。一人一人に幾つかの治療法を提案させていただき、よく話し合って治療方針を決めることを重視します。市販薬で我慢せずに、ぜひ一度当クリニックにお越しください。