もやもや病とは
もやもや病は、脳の中の血管が徐々に狭くなり、脳の深部に異常な血管が発達する病気です。原因はまだはっきりしていませんが、脳卒中の原因として特に子供や若い大人に多く見られます。1960年代にこの病気の概念が確立されました。もやもや病の名前は、脳血管撮影で見ると、血管がもやもやと霧がかかったように見えることからつけられました。
現在は診断基準の改訂により、従来「疑診例」とされてきた片側例や、「類もやもや病」に分類されてきた動脈硬化合併症例、甲状腺機能亢進症合併例も「もやもや病」と確定診断可能となっており、近年もやもや病の診断機会は増加傾向にあります。